千川 歯医者・歯科 歯周病　高山歯科医院　千川診療所

千川の歯医者・高山歯科医院　往診について

わたしたちは、ご高齢、お体の不自由な方など歩行による（ひとり歩きふくむ）通院が困難な方に往診を2000年より行ってお ります。現在は複数のの施設と協力歯科医療機関として多くの方の口腔内の維持向上に努めています。

 

また、患者さんの努力を必要としないために食支援をその人に合った食事の形態や食べる姿勢など聴診器や舌圧力測定器など使って積極的に出来るように体制を整えています。

 

その上で、担当の歯科医師がご本人や家族と十分話し合い、 ご納得をいただいた上で必要な治療とケアを計画的に進めていきます。

 

さらに、明法会の訪問歯科部門では20年以上の訪問歯科の経験から管理栄養士の重要性を痛感し管理栄養士を中心に明法会デンタル栄養課（課長高柳春香）を設立しております。 歯だけでなく嚥下、栄養に関するあらゆるご相談についても詳細に対応できるように体制を整えました。

 

・在宅訪問歯科で行う管理栄養士の食支援の一例（PDF）

 

訪問歯科診療部門 明法会デンタルご予約電話番号：

TEL:03-5995-0457　
（月－金　10：00-17：00） 

 

日本大学医学部付属板橋病院の医療連携医認定

（往診部門の認定証）

 

明法会デンタル栄養課、管理栄養士のご紹介

高柳春香（管理栄養士）
私は、毎日の食事は体の栄養だけでなく、心の栄養でもあると考えています。食支援を通して患者さんやご家族の毎日の生活をサポートし、食べる楽しみや喜びをより永く感じていただけるよう努めてまいります。また、一人一人の環境に合わせた指導や支援により患者さんへの負担はもちろん、ご家族の方の負担も軽減できるようなサポートを目指しております。ご不明点や不安なことがあったら、どんな些細なことでも構いませんのでご相談ください！

 

田中普来子（管理栄養士）
この度栄養課を新設し、歯科医院ならではの視点に加えて、栄養や食事のケアを地域のさまざまな患者様に対して行っていきたいと思っております。
歯科医院は患者様との距離が近いことが魅力の一つと思っておりますので、親しみを持って頼ってもらえるよう、精進してまいります。

 

訪問歯科では高齢の方のお食事の悩みについてもご相談いただけます。

最近食事の時にむせる
食事に時間がかかる
食事の量が落ちてきた。
食事の途中で疲れてしまう
痩せが目立つ気がする

こんなお悩みはありませんか？

噛む力(咀嚼力)・飲み込みの機能(嚥下機能)に問題が起こっているのかもしれません。
当院の訪問歯科では、様々な観点から高齢の方のお食事のお悩みを解決できるよう勉強を重ねています。
具体的には、

 

1. お口の中に痛む歯や入れ歯の不具合がないか確かめます。
2. お口の中を清潔に保つお手伝いをします。
3. 嚥下機能の観察をします。
4. お食事の時の姿勢や食事の柔らかさ・一口の大きさなどを観察をしたりお話を伺ったりします。
5. 体重やBMIやアルブミン値がわかる場合は栄養状態の検討を加えます。
6. 時には、医師と連携し服用しているお薬が適切か検討します。

 

このように、歯科医師・歯科衛生士などの専門職がお食事に関する問題点に取り組むことを食支援といい、近年取り入れられた考え方です。問題を抱えている方が大きな努力をしなくとも、それぞれの状況に最適なご提案で無理・無駄なく、お食事の楽しみ・体力の向上・誤嚥性肺炎の予防につながります。

 

当院の取り扱った事例の中には、クッションを使って姿勢を直すなど、ごく簡単なアドバイスでお食事が楽になり、栄養状態が改善した例もございます。

 

高齢になってからのお食事は栄養としてのみならず、楽しみとしても大切です。むせたり飲み込みづらいなどご本人が一番辛いのです。お食事を楽しみにしていただけるよう、明法会デンタルとしても願っています。

 

訪問歯科の食支援ご存知ですか？(ある事例から）

親しくしている介護職の方からAさんの相談がありました。Aさんは最近食事がなく、嚥下能力も落ちてきて3ヶ月で体重が6キロも落ちたとの事でした。そこでご自宅に伺い診察させていただくことにしました。ご自宅に伺うとAさんは自分で食事が出来ず介助してもらいながら食べていました。食事には1時間ぐらいかかるとの事でした。早速診察してみると入れ歯が合っていない事が分かりました。食事の観察しているとすぐにむせて咳き込んでいまし辛そうでした。また、食事時の食べる姿勢は麻痺のある側にやや倒れ込んでいました。そこで、聴診器を当てて嚥下能力を観察したところ中々嚥下が出来ないことが分かりました。

治療計画として先ずは入れ歯の調整を行い、食事時には麻痺側が上になるようにクッションを置くように指導し、ミキサー食には嚥下のスピードに合うようトロミをつけるように指導しました。また現在服用している薬の中で副作用として、嚥下障害のある薬がある事が分かりました。かかりつけの往診に来ている内科に対診して薬の変更の検討を依頼しました。
治療を続けて行くとAさんは、一ヶ月もしない間に食事時間が30分を切るようになり、むせも無くなり順調に体重が増えて笑顔も多くなり、介助時間も減りご家族は喜んでいらっしゃいました。

 

最近食事がしっかり取れない、痩せが目立つ人等、下記中で心当たりがある方はご相談ください。

１）最近食事の時にむせる
２）食事に時間がかかる
３）食事の量が落ちてきた、食欲が無い
４）食事の途中で疲れてしまう
５）痩せが目立つ気がする
６）物が上手く噛めない

ご自宅や施設で受けられる明法会デンタルの食支援の訪問歯科とは？

１）お口の中に痛む歯や入れ歯の不具合がないか確かめます。
２）お口の中を清潔に保つお手伝いをします。
３）嚥下機能の観察をします。
４）お食事の時の姿勢や食事の柔らかさ・一口の大きさなどを観察をしたりお話を伺ったりします。
５） 体重やBMIやアルブミン値がわかる場合は栄養状態の検討を加えます。
６）時には、医師と連携し服用しているお薬が適切か検討します。

今までの訪問歯科との違い。

本人がリハビリ等の特別な努力は必要なく、医療側と介護関係者がその人に最適な食事時の状態を提供して寄り添う事により体力の向上、誤嚥性肺炎の予防効果が見込めるのが食支援です。

 

また、食支援であまり知られていない薬の副作用による誤嚥性肺炎を検討することも可能です。

 

誤嚥性肺炎は患者さんにとってとても辛いものです。また、誤嚥性肺炎は医療費が160万も掛かるとの報告もあります。今のうちに適切な食支援をすることで効率よく体力をつけられるかもしれません。

 

最初に述べたように食支援はリハビリと異なり本人に特別な努力を求めない寄り添う医療行為であるため長続きします。明法会デンタルには昨年から全国の多くの歯科院が見学にいらしており歯科の食支援は今後注目される分野です。

 

では、そんな歯科の往診とは、どんなものなのでしょうか？

ご自宅で行う歯の治療について簡単にご説明します。

希望あれば食支援を行います。

まだ施設での行為が主となりますが、患者さんに合った食支援をするため多職種で食事時の姿勢や食形態の検討と聴診器での嚥下の状態の確認を行います。

入れ歯の製作や調整を行います。

合わない入れ歯でうまく噛めない、または歯が抜けてしまって噛むところがないが入れ歯がないといった方がたくさんいらっしゃいます。今ある入れ歯をご自宅で調整・修理します。また条件が整えば新しく製作いたします。

虫歯の治療を行ないます。

歯が欠けてしまって物がつまる、しみるといった場合に虫歯の治療を行います。 往診専用のコンパクトな治療器材によって、虫歯の治療や歯根の治療といったことがかなりの程度までできます。また抜歯が必要なときには、現在のかかりつけの医師と相談の上、行っています。

口のなかの管理の指導や清掃を行います。

寝たきりやそれに近い状態ですと、どうしても口の中の管理が疎かになり、汚れが溜まってきやすいものです。そのままの状態ですと虫歯や歯周病（歯槽膿漏）になりやすくなります。また口の中のバイキンが喉に流れて肺炎を起こす比率も多くなるといわれています。歯みがきの方法について患者さんご本人や介護の方に指導いたします。また補助的に口の中の点検をかねて清掃もいたします。

 

又、往診を行う事によりこんな事が期待できます。

口の中を長期的に健康に保つことができます。

入れ歯の噛みあわせのチェック、口の中の清掃状態のチェック等を行い、必要な処置や指導をさせていただくことで快適な状態を長く保つようにいたします。

栄養を効率的に摂取できることがあります。

多職種で食事の見守りをすることで本来その人が持っている食事摂取能力を効率よく発揮出来るように検討することが出来ます。

肺炎の防止効果も期待できます。

口の中が汚れた状態のままですと、口の中のバイキンを飲み込んでしまうことから肺炎になる確率が高いといわれています。口腔管理を行なうことでこのような症状が出ることをできるだけ予防することができます。 きちんとした食生活を取り戻すことができます。食べることは人間の大きな楽しみのひとつです。入れ歯を治してきちんと噛めるようになると栄養状態も改善し、ひいては心身の健康改善にもつながります。

歯や歯周病の不快感から解放されます。

 

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